SNSの正式名称は、「ソーシャルネットワーキングサービス」です。この言葉の意味は、『インターネットを介して、人と人とをつなぐことのの出来るコミュニケーションツール』です。SNSは有効な活用方法を知れば、有用な情報が得られるため利用するメリットも多いですが、リスクも大きいツールです。SNSを上手に利用するためには、ルールやマナーを守る必要があります。
就活生同士で情報共有できる
SNSを活用することで、他の就活生が、どんなことに悩んでいるか、どのような工夫をしているかを知ることができます。同じ立場で頑張る人を見るのは、自分のやる気にもつながりますので、行き詰ったときに見てみるのはオススメです。
就活生向けのアプリを活用
就活アプリを活用することで、もっと充実した就活を行うことができます。
●就職ナビ ●SPIを勉強するためのアプリ
●ニュースアプリ ●手紙やメールの例文アプリ
●会場までの交通手段を調べるアプリ
SNSを使っていれば、知り合った就活生などとお勧めのアプリ交換も出来るので、相乗効果でさらに就活を有利に進めることができるかもしれません。
SNSで企業情報を得られる
多くの企業は、自社サイトに加えてSNSから情報発信をしています。SNSを通じて、「企業の今」を知ることができます。就活は、相手の情報をより多く持っているほど有利です。情報があれば、企業についての質問にも対応できるようになるし、あらかじめいろいろと考えることができます。
企業のアカウントをフォロー
多くのSNSは、特定の人や企業をフォローすることができます。フォローすることで、企業の情報を簡単に取得することができます。企業だけでなく人事のことなどもフォローしておけば、今求めているものがどのような人材なのか?面接で聞きたいことはどんなことか?など、事前情報も入手することができるかもしれません。
SNSは、特殊な技術がなくても操作できますが、トラブルに発展することもあります。正しい知識を持ち、ルールを守って扱うようにしましょう。社会人になると、仕事が出来るだけでなく、組織の一員として、正しい情報の取り扱い方が求められます。今から社会人になる準備を行うためにも、以下については、しっかり理解しておきましょう。
●インターネットへの書き込みは速く・ひろく世界に伝わり、ネットからいつまでも消えない。
●過去のその他の書き込みと照らして、本人を特定されてしまう。
●公開範囲の設定ミスなどによって、想定外に広く公開される。
違法・犯罪行為やモラル・マナー違反行為の告白(アルバイトでの違法行為を動画でアップなど)
社会的弱者や動物などを虐待したりおとしめたりするもの
守秘義務に反した情報漏洩
他者が信仰している宗教、政治感、歴史観、領土問題などの思想・信条に関して、否定したり差別的な表現で侮辱・批判したりするもの
非常識な発言や個人を誹謗中傷する内容、またそれらと誤解される内容を発言してはいけません。
「匿名」はありえません。過去の投稿内容や交友関係などから、必ず個人は特定されるという意識で利用しましょう。
自分・他人も含め、プライバシー情報が流出しないよう投稿する内容やデータ(写真など)に注意してください。
許可を得ず撮影した写真は投稿してはいけません。インターネット上の写真やデータには、著作権を有する者が多くあります。むやみに投稿してはいけません。
スマートフォン等による写真撮影は、GPS機能のON/OFF設定に注意し、コントロールできるようにしましょう。
様々なSNSがありますが、学生の皆さんは主にFacebookやツイッターやインスタグラムを活用されているのでしょうか?SNS上に投稿した写真や発言は、どこで誰が観ているかわかりません。それを認識して投稿していますか?
最近は、面接や集団討議などで実施した内容や質問から、SNS上で検索をかけ、就活生を特定する会社もあります。特定された場合、投稿から面接では見られなかった人間性を見られることもあります。〝匿名だから大丈夫、何でも好きなように発言できる”ではありません。普段からモラルに反しない投稿や利用を心がけましょう。
モラルに欠ける投稿をしない→ルールやマナーに違反している行為や写真の投稿
愚痴や悪口を投稿しない→就職活動に関する愚痴や、企業に対しての悪口など。投稿より友人や家族に相談して発散できるようにしましょう。
選考に関する不誠実な発言はしない
「アルバイトをすぐに辞めたのに、今も続けていると答えた」「第一志望でもないのに、御社が第一志望ですと答えた」などの投稿は、会社に対して不誠実ですし、信頼できない人物だと思われ、不採用になる可能性が高くなります。
就職活動中は、気持ちの浮き沈みが激しく、ストレスが溜まったり感情的になりやすいです。SNSの投稿ではなく別の方法で上手にコントロールしましょう。