公務員とは公共のために働く職業です。営利を目的とせずに、日本国民、住民1人ひとりの幸せを考えて、経費を出来る限り削減しながら、最大の貢献を生むことを責務としています。公務員を志望する学生が増えている要因として、
などが挙げられます。公務員の職種は様々です。職業観に基づいて選びましょう。
試験の詳細スケジュールなどは、関係機関の発表を小まめにチェックし、試験に向けたスケジュールをしっかり立て準備しましょう。
※平成29年度人事院発表資料参照
私は研修で、裁判所、国税局、県庁・市役所、公立学校の教員の方々の研修に携わっています。職員の方と関わりながら公務員として働く上での、やりがいや大変さを伺う機会も多いです。
公務員を目指すには、まず、試験に合格するため計画的に勉強を進めることが大切ですね。試験の勉強と並行して、ぜひ行っていただきたいことが2つあります。一つは、「公務員」をイメージで捉えるのではなく仕事について深く理解していただくことです。そしてもう一つは、コミュニケーション力を磨くこと。
公務の仕事に一番大切なのは、人と関わる力を持っていることだと思っています。なぜそう思っているかというと…。
採用後、すぐに希望する部署に配属されるわけではありません。様々な部署で経験を積んだ後で、希望する部署に配属されます。
例えば、某市の市役所では、新採用職員は生活課で相談対応の仕方を習得するようになっています。裁判所の場合は、裁判所業務に関する相談窓口で電話対応や問い合わせ対応の仕方を習得するようになっています。
国税局では、ワンストップサービス(窓口の一本化)や、心のバリアフリーの推進(お手伝いが必要な方への対応力強化)などに積極的に取り組むようになりました。
また、新卒採用だけではなく、民間企業で経験を積んだ人も積極的に採用していること共通しています。
公務員は、毎日、規定に従って事務作業を行っているだけではありません。
公平、平等、中立の立場に立って、業務を進めていく上では、お願い、お断り、協力を促すことが求められます。そのような理由から、一人一人の人間関係力やコミュニケーション力が問わるようになりました。